職人さんのオリンピック「技能五輪」とは?

職人さんのオリンピックとは

不動産業・建築業専門セールスコピーライターの
尾畠悠樹です。

熱戦を繰り広げた、平昌オリンピックもとうとう終わってしまいましたね。
日本は、20年前の長野オリンピックを上回る、至上最多の13個のメダルを獲得しました。

今回のオリンピックは、10代後半から20代の若手選手の活躍が目立ちました。
4年後の北京オリンピックでの、彼らの活躍が楽しみですね。
若いメダリスト達が、日本のスポーツ界を発展させてくれることを期待したいですね。

でも、オリンピックが開催されるのは、スポーツだけではありません。

実は、建築業にも深く関わる「職人さんのオリンピック」があるっていうことはご存じですか。

技能五輪と呼ばれていて、国際大会と日本国内の全国大会と開かれています。

今回は、職人さんのオリンピック「技能五輪」を取り上げたいと思います。

技能五輪の歴史

技能五輪の発祥の地はスペインです。1950年に、職業青年団が提唱して、スペインと隣国ポルトガルの2カ国それぞれ12人の選手が競技を競ったことが始まりです。

その後、参加国や出場選手が増えて、若い技能労働者の祭典と呼ばれるようになりました。

日本では、第12回アイルランド国際大会へ派遣する日本代表選手を選抜するため、1963年5月に東京で国内大会が開催されたのが始まりです。

日本で初めて行われた国際大会は、1970年の東京大会で、アジア初の大会となりました。

国際大会

国際大会は、2年に1回行われています。

2000年代に入ってからは、奇数年に行われています。

国内大会(全国大会)

国際大会の前年に、国際大会へ派遣する選手を選抜するため、全国大会が開催されます。

全国大会の優勝者が、日本代表として国際大会に出場します。

国内大会は、偶数年に行われています。

参加資格

参加資格は、国際大会開催時に23歳以下という条件があります。

なので、国際大会の前年に開催される国内大会では、22歳以下です。

次世代を担う若手職人さんを強化育成するという趣旨があるようです。

競技種目

日本選手が参加する競技種目は、全42種目でそのうちの10種目が、建設・建築系の種目です。

技能五輪職種紹介はこちら

建設・建築系の種目について、2016年10月に山形で行われた全国大会、やまがた技能五輪・アビリンピック2016 のPRパンフレットから、競技内容をご紹介します。

以下、PRパンフレットから引用

タイル貼り
競技は、壁及び床を想定した下地にタイルを張り、目地詰めを行うものです。競技時間は、9時間30分(標準時間)です。

配管
図面をもとに、会場で支給される管材料を切断、曲げ、接合等の加工をして、配管設備を組み立てるものです。競技は、作業内容を見る人からも分かりやすく、また、実務に即した課題とするよう、壁取付け組立てとしています。競技時間は、6時間40分(標準時間)です。

石工
図面をもとに、会場で支給される石を、手作業を中心に、また、国際大会をにらんで一部機械を使って、加工するものです。競技時間は、2日間、計10時間(標準時間)です。

左官
競技は、事前に公表された課題図を基に、石膏の造形美と塗り壁の技と美しさ、精度の正確さを競います。競技時間は、2日間、計10時間(標準時間)です。

家具
図面をもとに、かんなや鋸などの手工具や様々な木工機械を用いて木材を加工し、「木づくり」から「仕上がり調整」に至る一連の工程を経て、課題のキャビネットを作り上げるものです。競技は2日間、競技時間は、11時間30分(標準時間) です。

建具
競技は2日間で行われ、11 時間30分が標準時間です。原寸図面描きから始まり、課題に挑戦します。

建築大工
課題図に示された複雑な形状の木造小屋組の一部を製作し、その技術・技能や出来栄えを競うものです。競技は2日間、11時間45分です。

造園
造園作業は、設計、庭の下準備、石組や植栽、細部の仕上げなど見る人が心和む、より自然に近い景観になるように工夫を凝らします。そのため、樹木や石に関する深い知識、空間構成力やデザインセンスから、それらを表現するための施工技術までのさまざまな要素が必要とされます。競技時間は、11時間(標準時間)です。

冷凍技術
冷蔵庫、エアコン等に使用する冷凍空調機器を組み立てたり、その自動運転システム等を構築する技能を競うものです。競技時間は、4時間20分(標準時間)です。

とび
鋼管パイプ、ジョイント等を使って、登り桟橋と小屋組を安全に、正確に、そして迅速に組み立てることを競う競技です。競技時間は、7時間30分です。

日本のメダル取得状況

2000年代に入ってからの日本のメダル取得状況を見てみましょう。

2001年 韓国 ソウル大会
日本のメダル獲得数:金4個 銀2個 銅4個
金メダル獲得順位:1位 韓国、2位 ドイツ、3位 日本、オーストリア

2003年 スイス ザンクトガレン大会
日本のメダル獲得数:金6個 銀2個 銅4個
金メダル獲得順位:1位 韓国、2位 スイス、3位日本

2005年 フィンランド ヘルシンキ大会
日本のメダル獲得数:金5個 銀1個 銅2個
金メダル獲得順位:1位 日本、スイス、南チロル・イタリア 4位 ドイツ、フィンランド

2007年 日本 静岡大会
日本のメダル獲得数:金16個 銀5個 銅3個
金メダル獲得順位:1位 日本、2位 韓国、3位 フランス

2009年 カナダ カルガリー大会
日本のメダル獲得数:金6個 銀3個 銅5個
金メダル獲得順位:1位 韓国、2位 スイス、3位 日本

2011年 イギリス ロンドン大会
日本のメダル獲得数:金11個 銀4個 銅4個
金メダル獲得順位:1位 韓国、2位 日本、3位 スイス

2013年 ドイツ ライプツィヒ大会
日本のメダル獲得数:金5個 銀4個 銅3個
金メダル獲得順位:1位韓国、2位スイス、3位チャイニーズタイペイ 4位 日本、オーストリア

2015年 ブラジル サンパウロ大会
日本のメダル獲得数:金5個 銀3個 銅5個
金メダル獲得順位:1位 韓国、2位 ブラジル、3位 日本、他4カ国

2017年 アラブ首長国連邦 アブダビ大会
日本のメダル獲得数:金3個 銀2個 銅4個
金メダル獲得順位:1位 中国、2位 スイス、3位 韓国 、9位 日本、フィンランド

2001年から2015年までの8大会で、日本の金メダル獲得数は、1位から9位までの間を推移しています。

そのうち、2005年のヘルシンキ大会と2007年の静岡大会は、2大会連続で1位です。
そして日本開催の静岡大会では何と16個の金メダルを獲得しています。
さすが、ものづくりの日本ですね。

若いメダリスト達が、日本のものづくりの未来を切り開いてくれることを期待したいですね。

次回の大会

全国大会

日本代表を決める全国大会は、2018年11月に沖縄県で行われます。
大会の公式サイト:おきなわ技能五輪アビリンピック2018

国際大会

次回の国際大会は、2019年8月に、ロシアのカザン(ロシア連邦を構成するタタールスタン共和国の首都)で開催されます。

前回の2017年のアブダビ大会では、金メダル獲得数は9位と少し落ち込んでしまったので、次回のカザン大会では、ものづくり日本をアピールするためにも健闘を期待したいですね。


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