具体的に生々しく書くには〜バックストーリーの力

具体的な描写とはこういうこと
バックストーリーの力

不動産業・建築業専門セールスコピーライターの尾畠悠樹です。

週刊東洋経済の10月7日号の特集は、
ビジネスに効く!「書き方」「話し方」学び直し国語力。

面白かったです。

中でも、ソフトバンク2010年の「新30年ビジョン」

スピーチを題材としてカリスマ現代文講師の出口汪氏
が解説された部分が良かった。

何が良かったかというと、

孫さんの生い立ちからのストーリーを読めたことです。
具体的に書くっていうことのお手本のようなエピソード。

私を子守してくれたおばあちゃん。
毎日おばあちゃんが「正義や、散歩行くぞー」と。
僕は喜んでおばあちゃんについていく。
おばあちゃんが散歩に行くぞ、と言うときはリヤカーですね。
リヤカーに乗って、しがみついていく。
あんまり言いたくないですけどね、今でも覚えています、何となく。
リヤカーが黒っぽいんですね。
滑るんです、ぬるぬるして。
そのリヤカーはドラム缶を半分に切って3つ4つ積んであって、そこに飼っている豚の餌を、残飯をですね、鳥栖の駅前の近所の食堂から残飯をもらって、それを集めて豚の餌にして育てる。

(中略)

大人になってみるとリヤカーなんて乗りたくない、恥ずかしい。
でもその頃は子供だから別につらいということはなくて、楽しかった。
その後少し物心ついてくると、あれほど好きだったおばあちゃんが、大嫌いになったんですね。
なぜ嫌いかといったら、おばあちゃんイコールキムチなんです、キムチイコール韓国なんです。
そうするとそれにまつわるさまざまな、あの、生きていくのにつらいことがやっぱりあるんですよね。
あまり例をあげたくないけど、やっぱりつらいこといっぱいあるんです。
そうするとやっぱり息を潜めるように、隠れるようにして日本名で生きているわけですよね。
ですからなおさらそれがコンプレックスになっていました。
あれほど好きだったおばあちゃんが、大嫌いになった。
避けて通る、そういうふうになった。
そんなときに、私の父が吐血をして入院しました。
家族の危機ですね。

(中略)

そこで事業家を志して、アメリカに行こう、アメリカに渡ろとうと。
言ってみれば脱藩のようなものです。
母は泣きました。
友達も先生も、全員止めました。
おばあちゃんも心配して「正義、行くな」と泣いて泣いて泣いて暮らしました。
母は毎日泣いていました。
「行くな、そんなわけのわからない怖いところに行くな。行ったら帰ってこれんよ」
僕は振り切って、俺はアメリカに行って、事業化になる何か種を見つけてくる。
そこで何かつかんで、日本に帰ってきて事業を興す。
絶対に家族を支えてみせる。
親戚のおじさんとかおばあちゃんに言われました。
いとこにも言われました。
「正義、お前はなんて冷たいヤツだ。
父親が血を吐いて、生きるか死ぬかのところでさまよってるときに、おまえは父を置いて、1人でアメリカに行くんか。おまえのエゴのために行くんか」と言われました。
私は言い返しました。
「そんなんじゃない。家族は支えたいから行くんだ。もう1つついでに言っとくなら、今まで自分が悩んできた国籍だとか、人種だとか、同じように悩んでいる人たちがいっぱいおる。俺は立派な事業家になってみせて、孫正義の名前で、みんな人間んは一緒だと証明してみせる」と心に誓ったのです。

こんなバックストーリーがあるとついつい共感してしまいますよね。

ソフトバンク孫正義社長による、「新30年ビジョン」の全文はこちらから読めます。


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