三毒
公開日:2022年5月14日
娘を叱ってしまいました。
きっかけは、本当にささいな事です。
自分の機嫌が悪い事に気付いていたため、間違ったことをした
のではないかという後ろめたさがありました。
カミさんに話したところ、案の定、娘に謝れとのこと。
娘に謝ったら、
「いや私も悪いので」と
さらっと返される始末。
どちらが大人かわかりません、、
仏教用語で、
「欲望」「怒り」「愚痴」を
「三毒」というそうです。
稲盛和夫魂の言葉108には、こう書いてあります。
人間は放っておけば、必ず心の中に「欲望」が湧き起こってきます。
お腹が空けば、食欲という「欲望」が湧きますし、
外的に立ち向かう際には、「怒り」がこみ上げ、
嫌なことがあれば、「愚痴」をこぼします。
人間は放っておけば必ず、この三毒が心の中に湧き上がってくるものなのです。
この煩悩を抑えるためには、煩悩をきちんと見極め、
意志の力で煩悩にまみれた己に克つこと、すなわち「克己」が大事なのです。
自分の心も「三毒」に侵されており、マイナスのエネルギーが元になり、娘にあたってしまったようです。
なぜ、自分の心が「三毒」に侵されてしまったのか、、
「稲盛和夫魂の言葉108」にその原因と対策が書いてありました。
長いので要約すると、
事業で成功するには、経営に情熱を持ってエネルギーを高めていかないといけない。
事業に成功したいという欲は、物事を成し遂げる上で、たいへん大きな原動力となる。
しかし、その半面、必ず後ろめたさもついて回る。
この後ろめたさによって、実は逆にエネルギーが押し下げられることもしばしばある。
では、どうすればいいのか?
何かを決断したり、判断したりしなければいけないとき、
そこに我欲ではなく大義があるかどうか、納得がいくまで自問自答する。
大義を大切にすること、経営の目的だけでなく、人生の目的そのものを高いところに置く事。
これが人間が生きるうえで最も大切なことなのです
なるほど、腑に落ちました。
自分が判断する際に、軸をどこに置くのか、しっかりと自問自答しないといけないと教えていただきました。
おすすめです。
稲盛和夫魂の言葉108
この記事を書いた人
- システム開発と製造業のDX推進、製造業の企業価値を高めるプラットフォーム/ファクトリーサーチの運営を中心に、東京と名古屋を拠点に活動しています。