ウェブサイトの検索順位を上げたい人、必見!ウェブサイトのスピード計測と改善方法
公開日:2021年9月19日
Googleでウェブサイトの検索順位を上げるには、まずは「LCP」、サイトの読み込みスピードから取り組むのが最短距離のようです。
もちろんコアウェブバイタルの指標を一つずつチェックする必要もありますが、この指標の中でいま一番大きく検索順位に作用しているのが、LCPだというのです。
Googleがコアウェブバイタルの指標について発表した直後、いち早く対応を始めた企業のウェブサイトは検索順位に差が大きく出てきています。
コアウェブバイタルについての発表があってからそろそろ1年が経つのですが、色々なデータが揃い始めてきました。検索結果にすぐに影響が出たのはLCPだったとの結果が出ています。
コアウェブバイタルの指標についてはこちらの記事で書いております。こちらもぜひ!
自社のサイトの読み込みスピードがどれくらいなのかを把握し、改善しておくことが、SEO対策の中で非常に重要となっています。
そのスピードの計測と、改善策の立てるために便利なツールがあります。
今回は、ウェブサイトの読み込みスピードを測定するツールの使い方と、具体的な改善方法をご説明します。
ウェブサイトの測定ツール、PageSpeed Insightsとは
「PageSpeed Insights(ページスピードインサイトと呼ばれています)」は、ウェブサイト読み込みスピードを測定できる無料のツールで、Googleが提供しています。
モバイル、PCのそれぞれのスピードを計測することができ、スコアと改善点が表示されます。
スコアは、ネット環境に影響されませんか?
「会社のネット環境が遅いと、サイトスピードインサイトの結果も悪くなりますか?」というご質問をよくいただくのですが、あなたのインターネット環境の影響は受けません。
一般的なインターネット環境でそのウェブサイトを開いたときのスピードを計算して出しています。
PageSpeed Insightsの使い方
では実際にページスピードインサイトを使ってみたいと思います。使い方はとても簡単。URLを入力して「分析する」のボタンを押すだけで結果が出ます。
計測結果は、まずモバイルから表示されます
結果の画面は、PCからでなくモバイルの結果が先に出ます。PCの結果と勘違いしやすいのででご注意ください。
59点でした。ギリギリ平均点ですが、やや低めです。
・0-49・・・遅い
・50-89・・・平均
・90-100・・・速い
実はモバイルは、どのウェブサイトでも低い点数がになりがちなのです。4G、3Gの環境で十分なスピードにするために、モバイルはかなり対策をしておかなければいけません。
5Gになればスピードが早くなるんだからファイルサイズの大きい画像や動画を載せても大丈夫だろう、と思われがちなのですが、実はそうとは言い切れません。5Gに対応する国は全世界の中でもまだ少ないので、ワールドワイドなGoogleは今まで通りの計算方法でスコアを出すと思われます。
画像フォーマットをWebpに変えればスピードアップできそう!
測定結果画面をスクロールすると、「次世代フォーマットでの画像の配信」と出ています。
画像のファイルサイズを減らすために、Webpなどの次世代型画像フォーマットを使うことをおすすめされました。
WebPってなに?という方はぜひこちらの記事をご覧ください。
WebP(ウェッピー)とは? JPG、PNGとの違いや変換方法
そして、それを改善すると6.45秒も速くなりますと出ていますが、この時間は目安でして、実際はここまで速くなりません。
JpgやpngをWebpに変換をするには、Wordpressであればプラグインで一括変換できます。のちほど、手順を詳しくご紹介します。
PCの結果は81点。合格点ではあるのですが・・・
81点という結果は平均点の中でも高めなので、まずまずOKなのですが、検索順位をなるべく上のほうにと考えると、トップページだけでも90点を目指したいところです。
WebPに変換すれば、このスコアも変わるはずです。
画像をWebPへ一発変換する方法
WordPressを使用しているウェブサイトなら、プラグインで変換できます。
.htaccessを触る必要があるのですが、.htaccessの記述を誤るとサイトが表示されなくなってしまったりするので、ウェブ制作会社にお願いすることをおすすめします。
WebPへ画像を変換してくれるプラグイン、EWWW Image Optimizerの使い方
まずは、プラグインをインストールします。
EWWW Image Optimizerを有効にし管理画面から開くと、こんな画面がでます。
「今は無料モードのままにする」は、必ずチェックをしてください。(そうしないと有料プラグインの方に誘導されてしまいます)
その他は適当に設定しても、あとから変えられるので大丈夫です。
基本タブを開き、クレヨンで丸をしたところにチェックを入れ、そのままスクロールしてください。
スクロールをすると、WebPについての設定が出てきます。
この画面にあるコードを、.htaccessの一番上に貼り付けます。リダイレクトの記述の下に貼ってしまうと、WebPに変換できなくなりますのでご注意ください。
.htaccessファイルは、Wordpressをインストールしたファイルの中にあります。
.htaccessの上書きとアップロードが完了すると、先ほどの管理画面のPNGの文字がWebpに変換されます。
これで準備ができました。それではいよいよ、画像を一括変換します。
メディア→一括変換→ボタンをクリック
画像ファイルが多いと少し時間がかかります。
完了したら、スーパーリロード(ctrlとF5を同時に押す)して、キャッシュを削除しておきます。
WebPに変換完了!再度スピード計測をしてみましょう
計測の前に必ずキャッシュを削除しておきましょう。そうでないと、正しい計測ができません。
モバイルの計測結果はこのようになりました。
6点アップです。
PCは94点となり、「速い」のランクに上がりました!
まとめ
- Googleの検索上位を狙うには、ウェブサイトの読み込みスピードが重要
- SEO対策をするならば、PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)などで、ウェブサイトのスピード計測をし、改善策を立てる
- PageSpeed Insightsの改善点の中に、「次世代フォーマットでの画像の配信」と出たら、画像のフォーマットをWebPに変える
- WebPに変換するには、Wordpressならばプラグインで変換できる
この記事を書いた人
- ウェブサイト制作も営業もディレクションもライティングもマーケティングも、何でも絡んでみたくなるオタク気質な姐さん社員