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LINEを使って開発できるアプリには2種類ある

2021.09.07

皆様のおなじみのLINE。実は、LINEを使ってアプリ開発もできることをご存知でしょうか。
ユーザーにとっては、普段使っているLINEに便利な機能が追加されるように見えるので、新たにインストールさせる必要がないため普及しやすいことが最大の特徴です。
LINEを使って開発できるアプリには、2種類あります。今回はそれについてご紹介します。

LINEで開発できるアプリには2種類ある

LINEで開発できるアプリには、大きく分けて以下の2つがあります。

  • LINEミニアプリ
  • LIFFアプリ

それぞれ解説していきましょう。

LINEミニアプリとは?

LINEミニアプリとは、LINE上で利用できるWebアプリケーションのことで、LIFF(LINE Front-end Framework)と呼ばれる環境で動作します。

通常のスマートフォンアプリであれば、アプリを利用するためにApp StoreやGoogle Playなどからダウンロードを実行し、端末へインストールする必要があります。また、インストール時にはIDが必要になるため、ユーザーに手間が発生してしまいます。

そこでLINEミニアプリを活用することで、ユーザーがインストールする手間をなくし、気軽にアプリケーションの利用が可能となるのです。

具体的には、LINEミニアプリを利用したい店舗や企業側で、イベントやチケットなどの予約フォーム、クーポンの配信、支払い機能、EC業務などを展開できます。
ユーザーデータはLINEから取得できるため、会員登録が不要でユーザビリティにも優れています。

LINEミニアプリのメリット

LINEミニアプリには、2つのメリットがあります。

  • ユーザーに利用されやすい
  • 端末のデータ容量を使わない

ユーザーに利用されやすいから、普及が早い

LINEミニアプリは、LINEのユーザー情報を利用するため、ユーザー側で新しいアプリのインストールや会員登録が不要となるため、気軽に利用されやすいです。

通常のアプリであれば、まずアプリをインストールし、店舗の会員情報を登録してから会員証が発行され、その上で利用が開始できます。
この会員登録には、氏名だけではなく、住所や電話番号の個人情報の入力も必要となるため、ユーザーは面倒になって会員登録をしたくなくなる方も多いです。
そのわずらわしさがないことは、普及につながる大きなメリットです。

端末のデータ容量を使わないからサクサク動く

LINEミニアプリは、LINE上で動くWebアプリケーションであるため、ユーザーの端末にLINEミニアプリをダウンロードする必要がありません。

通常のアプリは、App StoreやGoogle Playから対象のアプリをダウンロードし、ユーザーの端末内にインストールする必要がありますが、アプリにはデータ容量があるため、端末のストレージを圧迫してしまいます。
ストレージがいっぱいに近い端末であったばあい、アプリの動作に影響が出る場合もあります。

しかし、LINEミニアプリはダウンロードもインストールも必要がないため、ストレージを圧迫することもなく、サクサク動きます。

LINEミニアプリを開発するには申請が必要

メリットが沢山のLINEミニアプリ。さっそく作りたい!開発しよう!と思っても、実は誰でもすぐにできるわけではありません。
開発するためには、LINE側に審査を申請し通過しなければなりません。
具体的には、以下のステップを踏む必要があります。

  1. 受付
  2. 事前審査
  3. 開発
  4. リリース審査

LINEミニアプリの開発事例

実際にLINEミニアプリが使われている事例を見てみましょう。今回ご紹介するのは、以下3つの事例です。

  • カネボウ化粧品
  • 三井住友カード
  • 有限会社ひよこカンパニー

カネボウ化粧品


参考:LINE for Business

カネボウ化粧品は、誰でも知っている超有名な化粧品会社で、全国のデパートやショッピングセンターに店舗を展開しています。

現在のコロナ禍の影響でお客様の来店が制限されたことを受けて、お客様との接客をオンライン上で行う目的でLINEミニアプリを導入しました。
店舗に設置されたPOPのQRコードを読み取ることでLINEミニアプリが起動し、会員登録が完了します。
その後、ユーザーへキャンペーンの告知やお得な情報を配信します。導入の結果、CTR(クリック率)は10~15%前後を保っています。

三井住友カード


(参考:三井住友カード、「Vpass LINEミニアプリ」提供開始

三井住友カードは、株式会社三井住友フィナンシャルグループの傘下で、クレジットカード事業などを行う会社です。

三井住友カードでは、2021年5月18日より金融業界初となるLINEミニアプリを活用した「Vpass」というサービス提供を開始しました。
Vpassは、LINEとVpassIDを連携することで都度ログインが不要となります。
これまでユーザーがその都度管理画面にログインして確認していた残高、ポイント、振込処理なども、LINE上から簡単に確認が可能となるため、ユーザーの負担が大幅になくなりました。

有限会社ひよこカンパニー


(参考:LINE for Business
有限会社ひよこカンパニーは、農と食のナチュラルリゾートをコンセプトとし新鮮な卵や卵を利用した無添加のスイーツなどを販売する直売所を運営しています。
鳥取県にある養鶏牧場やレストランを運営する大江ノ郷自然牧場が経営しています。

有限会社ひよこカンパニーでは2021年3月、店舗の順番待ちサービス「matoca(マトカ)」をLINEミニアプリで導入しました。
LINEミニアプリ上から呼出通知をしたり、クーポンなどのお得な情報を発信したり、新しいメニューの告知をしています。
その結果、店内でスムーズなオペレーション業務が可能となり、LINE公式アカウントの友だち数も2倍以上に増加しました。

LIFFアプリとは?

LIFFアプリとは、LINEアプリに実装されたLIFF環境上で動くWebアプリケーションのことです。
基本的にはLINEミニアプリと同じものですが、動作環境やLINE側の審査等の条件が異なっています。

LINEミニアプリとLIFFアプリの違い

アプリの種類動作環境審査
LINEミニアプリスマホ版のLINEのみLINEによる審査が必須
LIFFアプリスマホ版のLINE、Webブラウザ必要なし

LIFFアプリのメリット

  • LINEの審査がないため、いつでもリリースできる
  • LINE内だけでなくWebブラウザにも対応している

審査がないため、完成したらすぐにリリースできる

LIFFアプリは、LINEミニアプリと違ってLINEへの審査が不要であるため、開発が終わった段階ですぐにリリースできます。

LINEミニアプリの審査は結構な時間を要することもあり、せっかく頑張ったのに審査に通らなかったとなればリリースができません。しかしLIFFアプリは、作ったそのタイミングでリリースができるため、すぐにでもリリースしたい方に向いているサービスです。

LINE内だけでなくWebブラウザにも対応している

スマートフォン版のLINE内でも動くのですが、もしも手元にスマホなどの端末がないときでも、LIFFアプリであればパソコンからも利用ができます。
現在では、以下のブラウザに対応しています。

  • Microsoft Edge
  • Google Chrome
  • Firefox
  • Safari

LIFFアプリの開発事例

ここでは、LIFFアプリを活用した事例を3つご紹介します。

  • 株式会社ジンズ
  • ロクシタンジャポン株式会社
  • 株式会社Nature Innovation Group

株式会社ジンズ


(参考:LINE for Business
株式会社ジンズは、眼鏡メーカーとして有名なブランド「JINS」を展開している企業です。

JINSでは公式のLINEアカウントを運用しており、その一環としてLIFFアプリを活用することとなりました。
LIFFアプリを使うまでは、来店したお客様に対して「LINE Beacon」を使い、キャンペーンメッセージを配信してクーポンをプレゼントするためのスロットサービスをプレゼントしていました。
しかし、スロットを回すタイミングでWebブラウザへの遷移が発生するため、ユーザーの一部が離脱するケースがあったのです。

この離脱を下げるために、LIFFアプリによってLINE画面からそのままスロットを回せるようにしたのです。
その結果、キャンペーン期間中の友達登録者数が7倍に増えるなどの大きな効果を得ることができるようになりました。

ロクシタンジャポン株式会社

(参考:LINE for Business
ロクシタンジャポン株式会社は、コスメティックブランドを取り扱う化粧品メーカーで、主にデパートを中心に店舗展開をしています。
LIFFアプリを活用してデジタル会員証サービスを展開しました。このデジタル会員証の発行によりユーザー情報の取得や購入履歴などを取得し、マーケティングオートメーションツールと連携をした最適なCRMマーケティング施策を打ち出せたのです。

その結果、新規顧客の約40%がモバイル会員証への登録を実施し、ユーザーに応じた最適なコミュニケーションを取れるようになりました。

株式会社Nature Innovation Group

(参考:LINE for Business
株式会社Nature Innovation Groupは、2018年12月に「アイカツ」と呼ばれる傘のシェアリングサービスを提供しました。

アイカツでは、利用するためのユーザー登録がLINEのお友達追加で完了し、傘を借りるときも傘にタグ付けされたQRコードを読み取るだけで良いため、シンプルな利用方法で利用者数が増大しています。

そこで更に利用者拡大を狙うべく、LINE広告の友達追加配信を通じてLINE公式アカウントの友達追加を狙いました。そのときに、LIFFによってWebブラウザを立ち上げることなくシームレスな友達追加を実現したのです。

その結果、他で実施していたSNS広告での配信時と比較し、獲得単価が200%以上も改善しました。

まとめ

今回は、LINEを使って開発できる2つのアプリについて解説しました。

LINEは、私たちの生活に欠かせないツールの一つとなっているため、LINEを活用したアプリ開発は今後も注目されています。

LINEミニアプリは審査等でハードルが高いため、まずはLIFFアプリの開発からスタートしてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

イーポート システム開発部
イーポート システム開発部
システム開発、アプリ開発に関する情報をお届けします。
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