業務用アプリ開発を成功させるための7つのヒント

公開日：2023年5月8日
最終更新日：2023年5月9日

システム・アプリ開発

業務用アプリケーションの開発は、企業の生産性向上に大きく貢献します。
しかし、アプリ開発には多くの課題があり、企業ユーザー自身が使いやすく、効果的なものを作る必要があります。
そこで本記事では、業務用アプリ開発を成功させるための7つのヒントをご紹介します。
業務プロセスの自動化に役立つアプリや、データを可視化してインサイトを得るアプリなど、効果的なアプリ開発のための具体的なアプローチです。

Contents

1.目的の明確化
2.ユーザビリティを重視する
3.セキュリティを確保する
4.モバイルフレンドリーにする
5.アプリを継続的にアップデートする
6.適切なテストを実施する
7.ユーザーのフィードバックを取り入れる
まとめ

1.目的の明確化

業務用アプリケーションの開発では、まずプロジェクトの目的を明確に設定することが重要です。

アプリはどんな問題の解決に役立つのか？
ユーザーにとってどのようなメリットがあるのか？

プロジェクトの目的が明確になれば、開発目標の策定に移ることができます。
最初から目的を明確にしておくことで、アプリのデザインや機能に関する意思決定もしやすくなります。

2.ユーザビリティを重視する

アプリを成功させるためには、できるだけユーザーフレンドリーである必要があります。
せっかく作ったアプリも、使い方がわからなければ、あまり意味がありません。アプリをデザインするときは、インターフェイスがきれいで直感的に操作できるように時間をかけてください。
インターフェースのデザインや使い勝手についてフィードバックを得たい場合は、段階的にユーザビリティテストを実施することをお勧めします。

そうすることで、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための適切なアドバイスを得ることができます。

UIについては「UIデザインの教科書［新版］マルチデバイス時代のインターフェース設計」等の書籍が参考になります。

3.セキュリティを確保する

業務用アプリケーションでは、機密性の高い情報を扱うことが多いため、業務用アプリケーションを開発する際には、セキュリティ対策も最優先されるべきです。そのためには、ユーザーデータを保護するためにデータの暗号化を行うことが一つの方法です。さらに、ユーザーの認証プロセスを組み込む必要があります。また、Weアプリケーションファイアウォールやセキュリティプロトコルの使用など、アプリケーションを保護するための追加措置を講じることも可能です。

アプリケーションのセキュリティ対策は、以下のガイドラインが参考になります

IPA情報処理推進機構「安全なウェブサイトの作り方」
株式会社ラック「モバイルアプリのセキュリティ検証標準であるOWASP MASVSについて」
JSSEC「Androidアプリのセキュア設計・セキュアコーディングガイド」

4.モバイルフレンドリーにする

スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスからウェブサイトやアプリにアクセスした場合でも、見やすく、使いやすくなっていることです。
モバイル端末の普及に伴い、業務用アプリケーションはモバイル利用に最適化されることが重要です。
つまり、デザイン要素はできるだけシンプルにし、さまざまな画面サイズや解像度に最適化する必要があります。
さらに、アプリケーションは可能な限りレスポンシブであるべきで、ユーザーのデバイスに応じて機能を調整できるようにする必要があります。

5.アプリを継続的にアップデートする

業務用アプリケーションを開発する際には、プロジェクトが継続的なプロセスであることを念頭に置いておく必要があります。
ユーザーからのフィードバックを取り入れ、最新の技術進歩に対応するよう努力する必要があります。
必要に応じてアプリを更新しなければ、アプリが時代遅れになり、信頼性を失う可能性があります。
iOSやAndroidアプリの場合には、OSのアップデートに合わせてアプリケーションの修正が必要になることにも注意してください。