業務アプリケーションの外注開発でDXを実現
公開日:2025年6月1日

業務の効率化やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が叫ばれる今、多くの企業が業務用アプリの活用を検討しています。
受発注・在庫管理・販売管理・日報提出といった社内業務を効率化する自社専用の業務アプリケーションへのニーズが特に高まっています。
パッケージソフトでは自社の業務フローに合わず、逆に手間やミスが発生してしまうこともあります。
自社の業務に合わせてカスタマイズできる「オリジナルの業務アプリケーション」を開発したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
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業務用アプリケーションでできること
種類 | 主な用途 |
生産管理アプリ | 生産計画、工程進捗管理、品質管理、原価管理 |
販売管理アプリ | 見積・受注・請求・入金までの一元管理 |
受発注管理アプリ | 顧客からの注文・仕入先への発注・納品管理 |
在庫管理アプリ | 入出庫管理、在庫数管理、自動発注 |
営業支援アプリ(SFA) | 顧客情報管理、商談進捗、行動記録 |
顧客管理アプリ(CRM) | 顧客情報・取引履歴・問合せ履歴の管理 |
財務会計アプリ | 仕訳入力、決算処理、財務レポート作成 |
人事労務アプリ | 勤怠管理、給与計算、社会保険手続き |
日報・業務報告アプリ | 作業報告・工数管理・業務進捗報告 |
工程管理アプリ | 工程ごとの作業指示・実績記録 |
設備保守管理アプリ | 設備の点検履歴、保守スケジュール管理 |
資産管理アプリ | 固定資産や設備の台帳管理 |
文書管理アプリ | 契約書・申請書・社内文書の電子化 |
ECサイト管理アプリ | 商品登録、在庫反映、受注処理 |
物流・配送管理アプリ | 配送ルート計画、配送状況の追跡 |
プロジェクト管理アプリ | タスク管理、進捗共有、ガントチャート |
電子契約アプリ | 契約書の作成・電子署名・保存管理 |
ワークフローアプリ | 稟議・承認フローの電子化 |
購買管理アプリ | 購買依頼、承認、発注書作成 |
カスタマーサポートアプリ | 問い合わせ対応、FAQ、チケット管理 |
教育・研修アプリ | eラーニング、テスト、受講履歴管理 |
安全衛生管理アプリ | 労災記録、安全教育、ヒヤリハット報告 |
勤怠・シフト管理アプリ | 出退勤記録、シフト作成、残業集計 |
社内SNS・コミュニケーションアプリ | 社員間の情報共有・チャット |
BI・データ分析アプリ | 売上・在庫・顧客データの可視化と分析 |
LINE連携業務アプリ | LINEからの予約・注文・問合せ対応 |
クラウドストレージ・ファイル共有アプリ | ファイルの共有・保管・履歴管理 |
これらの業務うち、80%はどの会社でも同じような業務内容、フローかもしれません。残りの20%程度が自社特有の業務内容・フローになっているのではないでしょうか。
この自社特有の業務20%のうち、10%ほどは標準化してパッケージソフトに合わせることができるかもしれません。
パッケージに合わせられるなら、開発コストを抑えられるためメリットがあります。
しかし、どうしても変えられない残りの10%がネックになってパッケージソフトを導入できないケースも多々あります。
業務アプリケーションを導入し実際に使い始めてから「これは合わない」「ここが使えない」と気づくことも多く、結局そのアプリケーションを使わなくなってしまったというケースも多々あります。それならば、初めから自社専用にカスタマイズした業務アプリケーションを開発した方が安心感が高いと考えられます。
弊社開発の生産管理クラウドシステム

業務アプリケーションの外注開発のメリット
現在では、ノーコードのツールもありますので、業務用のアプリケーションを自社開発したい企業も多いかもしれません。
自社で開発する場合、外注費はかかかりませんので、コストを抑えることができる反面、社内エンジニアの確保や育成、ノウハウの蓄積に多くのコストと時間が必要です。
開発経験豊富な専門業者に外注開発を依頼した場合には、要件定義から設計・開発・テスト・運用までトータルで支援してくれるというメリットがあります。最新の技術やセキュリティ対策など、きめ細かい配慮をして設計、開発をしてくれるので、依頼者側に専門知識がない場合でも安心して任せることができます。
業務用のアプリケーションはどんな業種・企業におすすめか
製造業、小売業、物流業、建設業、サービス業など、日々の受発注・在庫・販売・日報業務を紙やエクセルを使って管理している企業様には、業務用アプリケーションがおすすめです。
特に、支店や拠点数が多く現場と本部の情報共有に課題を感じている企業には大きな効果を発揮します。このような企業はすでに何らかの業務用アプリケーションを導入していることが多いと思いますが、複数のシステムが混在しているというケースがよくあり、そのシステムを統合して一括管理したいというご要望もよく聞きます。
複数のアプリケーションや手作業が混在している場合、APIなどで連携できていない場合には、マスタが重複していたり、データが連結できていないため、欲しい情報をその都度エクセルに出力して、データを加工していることも多いかもしれません。このような場合は、せっかく業務用アプリケーションがあっても結局は手作業をしていることになってしまいます。
業務アプリケーションの外注開発を成功させるポイント
業務用アプリケーションの外注開発を依頼する場合には、依頼する前に社内で目的や機能要件を明確に整理しましょう。
「どんな業務をアプリ化したいのか」
「絶対に必要な機能とあれば嬉しい機能は何か」
を具体化しておくことが重要です。
また、使う現場のスタッフにもヒアリングを行い、実際の業務フローに合わせた設計を目指すことで導入効果が最大化します。
開発会社選びでは、過去の実績や提案力、開発スピード、サポート体制なども重視しましょう。
業務アプリケーション開発の費用感・開発期間の目安
業務用アプリケーションの規模や機能によりますが、小規模な日報アプリなら100〜300万円、中規模な在庫・販売管理アプリで500〜800万円、大規模な統合型業務アプリなら1000万円以上になるケースもあります。
開発にかかる期間は、小規模なら約3〜4カ月、中規模なら5〜7カ月、大規模なら9カ月以上かかることが一般的です。
早期に相談・打ち合わせを進めることで、納期とコストを最適化できます。
まとめ|業務アプリケーションで業務改善とDXを実現
自社専用の受発注・在庫・販売管理・日報アプリを外注開発することで、「あの人にしか分からない」という属人化した作業や、人的ミスを削減し、業務の標準化・効率化が実現します。
アプリ導入は業務改善だけでなく、従業員満足度や顧客満足度の向上にもつながります。
DX推進や業務のデジタル化を検討している企業にとって、自社専用業務用アプリケーションは非常に有効な第一歩となるでしょう。
まずは信頼できる開発パートナーに相談することから始めてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人

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