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IKEAに学ぶコピーライティング技術

公開日:2017年11月4日

 

IKEAは良質なコピーライティングの宝庫

 

アイケアに行ってきました。

 

英語ではIKEAのことをアイケアというらしいです。

 

どうでもいい豆知識ですね…

 

自宅から車で15分くらいのところに長久手店ができたのですが、土日は駐車場に入るのに3時間待ちだそうです。

 

僕は平日の夜に行ったので、スイスイ駐車場に入れました。

 

IKEAはコピーライティングが上手だと聞いていたので見学してみたかったんです。

 

店に入る前に飛び込んできたのは、大きな緑色の看板に書かれたコピーでした。

 

 

「IKEAのデザイナーがデザインを始める前にプライスタグを作るのはなぜ?

IKEAのデザイナーがもっとも気をくばるのは、質の高い製品を誰もが買える価格で作るという点です。

これが理由です。」

 

普通の店なら、]

 

「良質な商品をお安く」

 

みたいな感じで書くんでしょうね。

伝わってくるものが違いますよね。

 

次に気になったのが、緑色の横断幕のコピー。

 

「何か聞きたいときに、セールススタッフが近くにいないのはなぜ?

プライスタグをご覧ください。
プライスタグにはお客様の必要な商品情報が書かれています。
IKEAではセルフサービス・システムによって余分なコストを減らし、お客様によりお手ごろな価格で商品をお届けしています。

これが理由です。」

 

で、プライスタグを見てみると、

 

「ナプキンが残り少なくなってもしっかりホルダーに立てておけます」

 

「洗濯機で丸洗いできます」

 

「洗い終わった洗濯物を入れて選んだり、乾いた洗濯物を取り込む時などに便利です」

 

 

「吸水性に優れています。テーブルやキッチンワークトップなど、あらゆるタイプの表面を傷つけることなくきれいにふけます」

 

「やや大きめで丸みのあるボウルがワインの香りや風味を存分に引き出し味わいをより一層際立たせます」

 

「・・・・・・」

 

サボらずに書いてあげてよ!

ともかく、プライスタグに書かれたコピーは、単なる素材や形状という「特徴」ではなく、「ベネフィット」が書かれています。

 

 

「特徴」と「ベネフィット」の違い

 

「ベネフィット」という言葉を使いましたが、あまり聞きなれない言葉かもしれません。

 

ベネフィットとは、

 

「その商品やサービスを買うことによって得られるお客さんが得られるメリットのこと」です。

 

特徴とは違います。

 

特徴とは、

 

素材が〇〇でできています。
形状が△△です。
〇〇という機能があります。

 

といったことです。

 

「人はある商品を買うとき、その商品の特徴が欲しいわけではなく、その商品を買うことによって得られるメリット=ベネフィットが欲しくて買う」

 

と言われています。

 

セールスコピーではベネフィットを訴えていく必要があるんです。

 

詳しくは、以下の書籍を参考にしてください。

 

ウェブセールスセールスライティング習得ハンドブック(ダイレクト出版)

 

※動画が始まり、音声が出ます。

 

セールスライティング・ハンドブック(翔泳社)

 

 

IKEA長久手店に行った感想

 

 

平日の夕方行ったため駐車場は空いていました。店内には人が結構いて、レストランは混雑していました。セルフで料理を選んで、レジで支払い。席についた頃にはカレーが冷めて残念。マッシュポテトとか美味しかったですけど、料理の方はあんまり期待できません。

この記事を書いた人

尾畠悠樹
尾畠悠樹代表/ITコーディネーター
システム開発と製造業のDX推進、製造業の企業価値を高めるプラットフォーム/ファクトリーサーチの運営を中心に、東京と名古屋を拠点に活動しています。
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