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シェアハウスの進化形「ソーシャルアパートメント」とは?

公開日:2018年5月8日

今回は、居住空間の新しい形のコミュニティーとして、注目され人気を集めている「ソーシャルアパートメント」を取り上げたいと想います。

ソーシャルアパートメントとは?

ソーシャルアパートメントとは、株式会社グローバルエージェンツさんが展開している、従来のシェアハウスを大きく進化させた、集合住宅型のコミュニティーです。

シェアハウスの多くが一般住宅をベースとし、5~10人程度の小さなコミュニティーであるのに対して、ソーシャルアパートメントはおおむね50世帯以上で構成される、大きなコミュニティーです。

シェアハウスと比較すると、各居住者のプライバシーが保たれていて、共有スペースが充実しているという2つの大きなメリットがあります。

ソーシャルアパートメントは、代表取締役の山崎剛さんが2005年の大学在学中に会社を設立して、事業を開始されたのが始まりです。

設立当初は前例のない革新的な事業ということもあり、周囲の理解を得るために苦労を重ねながら事業を拡大されたそうですが、現在では直営36棟2000戸にまで展開されています。

ソーシャルアパートメント事業のノウハウを生かして、他の事業もされていて「住宅併設型カフェ」やホテル事業も展開されています。

・グローバルエージェンツさんの沿革(代表挨拶)はこちら

・ソーシャルアパートメント事業の詳細はこちら

ワンルームマンションとシェアハウスの「いいとこ取り」

ソーシャルアパートメントは、ワンルームマンションとシェアハウスの、それぞれの「いいとこ取り」をした住宅とも言えます。

ワンルームマンションと同様に各部屋が独立しているので、プライバシーと独立性が保たれています。

浴室とトイレについては、各部屋にある物件と共用になっている物件の、2つのタイプがあるようです。

共用スペースが、シェアハウスに比べて数が多く充実している点も、大きなメリットです。

大人数のコミュニティーであることが、共有スペースの充実を可能にしていると言えます。

学業で「コミュニティー生活」をしていた高校時代を思い出してみると、人数の多いマンモス高校ほど、部活の数が多くて教育施設も充実しています。

同じように、50世帯以上の大人数で、お金を出し合って共有スペースを「シェア」するので、豪華で充実していることもうなずけますね。

大都市圏の最寄り駅から徒歩圏内の好立地

ソーシャルアパートメントの立地を見てみると、直営以外の物件も含めた全42物件中の38物件が、東京都と東京都に隣接する県にあります。

都県別で見ると、東京都が最も多く25物件(内23区は19物件)、神奈川県に7物件、千葉県に4物件、埼玉県に2物件です。

東京23区内では、人気スポットの恵比寿や原宿や麻布十番、高級住宅街の田園調布、外国人にも人気の観光スポット浅草があり、人気のある町の上位ランキングに入る場所に立地する物件が、多くみられます。

東京とその隣県以外では、北海道札幌市、京都府京都市、大阪府池田市、兵庫県神戸市にそれぞれ1物件の立地です。

いずれも、最寄り駅から徒歩30分以内で、大都市圏の最寄り駅から徒歩で行ける距離にあります。

立地の良さも人気の大きな要因ですね。

・ソーシャルアパートメント物件一覧はこちら

豪華な共有スペースを含めるとオトクな家賃

入居前に必要な経費は、敷金と保証金で、通常の賃貸住宅と同じ内容です。

入居後に必要な経費は、家賃と管理費と光熱費ですが、通常の賃貸住宅と異なる点があります。

家賃

家賃が、部屋の広さや立地条件によって変わるのは、他の賃貸物件と同じです。

家賃を、同じ条件のワンルームマンションと比較すると割高となっています。

しかし、スタジオやラウンジを始めとする充実した共有スペースを、無料で使えるというメリットを含めると割安といえます。

そして何よりも、部屋を一歩出れば多彩の人々と、日常生活をしながら普段着で交流できるという、お金にはかえられない大きな価値をがあると感じました。

管理費

管理費は、7,000円から13,000円で物件によって違いがあります。

光熱費

そして特筆すべき点は、大部分の物件で光熱費が一定(10,800円)であるという点です。

光熱費のことを気にせずに、気の合う仲間と朝まで語らったり飲み明かしたりと、思う存分コミュニティー生活を満喫できそうですね。

多様な人々と交流することに価値を感じる方にとっては、格安物件にもなるのでないでしょうか。

自分探しができるコミュニティー

僕は、以前にもソーシャルアパートメントの入居者の方に密着した、テレビ番組を見たことがあります。

テレビで取り上げたソーシャルアパートメントは、都心に近い場所にあり独身の若い方が中心でした。

テレビを見た感想として、ソーシャルアパートメントは様々な方と生活しながら「普段着」で交流し、気の合う仲間を見つけながら自分の本当にやりたいことを探すのには、最適ではないかと感じました。

50世帯以上あり、様々な方がいるので多くの刺激が受けられますし、自分と合わない方に対しても、無理に付き合わずに適度な距離を保てます。

そして、男女比率のバランスが取れているので、婚活の場として活用も期待できます。

仕事の延長線上にある社会人生活とは別の、プライベートな日常生活の空間で多くの人と交流が出来ることが、ソーシャルアパートメントの最大のベネフィットではないかと感じました。

高齢化社会へ向けても、期待できるソーシャルアパートメント

ソーシャルアパートメントは独身の若い方が中心ですが、僕個人としては高齢者の方向けにカスタマイズした、ソーシャルアパートメントのビジネスも成り立つのではないかと感じました。

仕事を引退された方が、第2の人生のスタートを切るために「新たな自分探し」をしながら人生を楽しむためのコミュニティーとしての、高齢者の方向けのソーシャルアパートメントも実現出来るのではないかと思います。

仕事を引退されて第二の人生をスタートされた方が、新たな仲間や趣味やを見つけながら、生きいきと生活できるコミュニティーとしてのソーシャルアパートメント、そんなビジネスアイディアが実現するのを見てみたいですね。

まとめ

ソーシャルアパートメントは、ワンルームマンションの独立性と、シェアハウスのコミュニティー性を兼ね備えた新しい居住形態です。

ソーシャルアパートメントは、「共有の文化」のメリットを最大限引き出しすことで、低価格で「様々な人との交流」や「充実した共有スペースの使用」を実現しると感じます。

高価な物や施設を一人で所有すれば、購入費用や維持費用がかかりますが、より多くの仲間で共有することで、購入費用と維持費用を分担して安くできます。

そして共有文化は、資源の有効利用という観点からも多くの利点があると感じます。

ソーシャルアパートメントは、そうした未来へ向けての共有文化の発展を予感させてくれるるので、今後の動向に注目したいですね。

今回は、シェアハウスの進化形と言えるソーシャルアパートメントを取り上げました。

こうして見てみますと従来のシェアハウスは、ソーシャルアパートメントにすっかり水をあけられてしまったように感じてしまいますよね。

でも、シェアハウスもソーシャルアパートメントに負けずに進化を続けています。

そこで次回は、進化したシェアハウスの新しい形態である「コンセプト型シェアハウス」について取り上げたいと思います。

この記事を書いた人

尾畠悠樹
尾畠悠樹代表/ITコーディネーター
システム開発と製造業のDX推進、製造業の企業価値を高めるプラットフォーム/ファクトリーサーチの運営を中心に、東京と名古屋を拠点に活動しています。
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